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●2004/6/25●

モモ 入退院、そして旅立ち






6月25日午後1時30分、モモは静かに息を引き取りました。
4歳10ヶ月でした。

18日に、1時間かけての脾臓、卵巣、リンパ腺腫の摘出手術を耐えましたが、術後の経過は良くなかったようです。

23日に退院してきましたが、刻々と弱っていくのが感じられました。でも、モモの事だから、『治っちゃったわよ』とアッケラカンと起き上がることを、期待していたのですが、それは叶いませんでした。

モモの脾臓には無数の水疱のような物が張り付いていました。組織検査の結果が、まだ出ていないため、それが何であるかは、分かりませんが、あのような物がお腹の中にあれば、遠からず、モモは不調になっていたと考えます。
今回、悲しい結果になってしまいましたが、回復の可能性のある手術の道を選んだのは、正しかったのだと思います。

手術の写真
注) 苦手な人は、見ない方がいいですョ。

最後に
モモの事、応援してくださった多くの皆様、ありがとうございました。



−追記− 7/18
病理検査報告書
脾臓 : リンパ管腫(Lymphangioma)[良性腫瘍]
腫瘤 : 脂肪腫()[良性腫瘍]
卵巣 : 多嚢胞卵巣(Polycystic ovary)[非膿瘍性病変]
乳腺 : 脂肪壊死(Fat necrosis)[非膿瘍性病変]
子宮 : 記載参照


脾臓:嚢胞を形成しているのは、嚢胞状に拡張したリンパ管です。隔壁にはリンパ球浸潤が見られ、リンパ管腫に相当します。悪性所見はありません。

腫瘤:薄い被膜様の線維性隔壁に包まれた病変で、淡明、空胞状の大型の細胞質を有する細胞の結節性増生により形成された病変です。脂肪と考えられる淡明部、空胞部を有する細胞で、核は辺縁に圧排され、小型で濃縮性もよく、異型は見られず、成熟脂肪細胞と考えます。悪性所見はありません。

卵巣:多数の嚢胞を形成し、内腔は扁平〜立方上皮で裏打ちされています。一部で乳頭状に突出しますが、上皮細胞に強い異型は見られません。悪性所見はありません。

乳腺:脂肪織に結節性病変を認めます。炎症細胞は乏しく、脂肪組織は殆ど壊死しています。原因はあきらかではありませんが、脂肪壊死の病変です。悪性所見はありません。乳腺に腫瘍性変化は見られません。

子宮:内膜は萎縮していますが、分泌傾向が認められ、軽度の出血と、充血を伴います。悪性所見はありません。 


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